レンギョウの品種・種類や特徴にはどのようなものがありますか?
レンギョウには様々な種類や品種、そして特徴があります。
広義にはモクセイ科レンギョウ属の総称として用いられ、その中には品種改良で作られた園芸品種や自生している種類のものも含まれます。
雌雄異株であるのが特徴であり、繁殖力が旺盛で良く繁るという習性があります。
春に黄色い花を咲かすことで知られている植物で、樹高は1~3メートルまで育つこともあり、枝には竹のような節を持っています。
中国原産の植物であり、日本には飛鳥時代や奈良時代に伝来したと言われています。
その根拠として、「出雲風土記」や「延喜式」などの古い書物にもレンギョウの名前が見られることが挙げられ、平安時代には薬用として用いられたという説や、江戸時代には日本でも栽培されていたという記録も残されています。
レンギョウ属にはアジア・ヨーロッパに自生している原種と、園芸用に交配された雑種などの種類があり、どの種も中国・朝鮮半島・ヨーロッパ各地で多く栽培され、春を告げる花として知られています。
レンギョウは、主に漢方薬と材料として使われることが多く、解熱作用や消炎作用、利尿作用、鎮痛作用があることから、それらの症状の緩和に使われます。
また、強い抗菌作用を持っていることから、殺菌剤としても使われるのも特徴です。
レンギョウの盆栽の育て方はどのようなものですか?
レンギョウの盆栽をきれいに咲かせる上手な育て方をご紹介いたします。
春に咲き誇る花の中には梅や桜などピンクや白い色の花が多く見られますが、レンギョウは黄色い花がきれいに咲きみだれる花です。
モクセイ科の落葉低木で中国原産の花ですが、他にも様々な園芸品種があり、総称してレンギョウと呼ばれています。
どの品種も黄色い4弁の花びらが特徴です。
レンギョウの盆栽の上手な育て方としては、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。
暑さにも寒さにも強く育てやすい盆栽ですが、日陰に置いておくと枝が弱々しくなり、花の付きも悪くなるので、午前中の間はしっかりと日に当て、夏の花芽を形成する時期には、特に西日を避けるように気を付けましょう。
水やりの方法としては、水を好むため、しっかりと水やりを行います、特に夏場には水切れに注意する必要があります。
春は1日に1から2回、夏は1日に2回から3回を目安に水やりを行い、土が乾いたらたっぷりと水やりを行うようにしましょう。
上手な育て方としては、5月ごろに花が終わったら枝を切り詰めます。
この伸びた枝に花芽がつくので、秋に剪定する時には控えめにしましょう。
毎年、秋もしくは新芽が出る3月ごろに植え替えをします。
根が鉢の底いっぱいに広がるので丁寧にほぐして植え替えしましょう。
レンギョウの挿し木の時期とその方法は?
レンギョウは落葉性の庭木でふやし方では挿し木が一番で、時期、方法を知っておくと初心者でもできます。
レンギョウはモクセイ科の早春に黄色に花が咲く可憐な庭木として人気です。
耐寒性、耐暑性ともに強くて、日向、半日陰程度でも大丈夫です。
また害虫の発生がほとんどないため育てやすい木ですが、放っておくと大きくなります。
レンギョウは春からのびた枝の頂芽や側芽に花芽をつけて越冬して開花するタイプなので、剪定の時期は花芽が形成された後にするとまったく花が咲かないかったり花数がぐっと減ってしまいます。
挿し木でふやす時期も、3月が一番最適です。
挿し木でふやす方法では、大きな植木鉢、プランター、発泡スチロールなどの箱を用意しましょう。
発泡スチロールは排水用の穴を開けておきます。
用意した箱に入れる用土は、水はけの良い通気性の良い土を使いましょう。
最初に健康な枝を選んで、20cmほど切ります。
この方法ではハサミよりも切れ味の良いカッターをおすすめします。
次に挿し木の下の方の葉や枝は切ってしまい、葉を3~4枚残してコップなどに活力剤をいれて一時間ほどつけておきます。
植木鉢などの用土に、折れないよう注意して挿し木をさしていきます。
均等に負担なくさす方法は、あらかじめ割り箸などで穴を開けておくとかんたんです。
参考サイト
レンギョウの花はきれいですね。
上品な感じもとても良いです。
ですが、レンギョウは、漢方という一面ももっています。
レンギョウ(連翹)は、モクセイ科のレンギョウやシナレンギョウの果実を乾燥したもので、漢方的には、清熱、解毒、消腫の効能があり、熱性の疾患や化膿性の皮膚病などに用いられます。
同じような漢方に、生漢煎というものがありますが、かなり健康に良いので、情報をお伝えしようと思います。
生漢煎は、防風通聖散を含む18種類の生薬が配合されることでエネルギー代謝を改善させて、体に不要な脂肪や老廃物を排出させる作用がある漢方薬です。
具体的に、防風通聖散の作用を中心に脂肪を燃やすことによるダイエット効果や便秘を改善する作用がありますが、その効果(影響力)が大きいために、生漢煎は成長期の子供は服用ができません。
15歳以上からの服用になっていますので、防風通聖散を含む生漢煎は中学生以下の子供には服用しないほうがよいので注意してくださいね。
参考サイト「生漢煎は薬局ではどこで売られている」